立方体の下部中央に周囲より密度の小さな流体が置かれた状態を初期条件として その後の流体および密度変化の挙動をシミュレーションする。
計算格子の作成はNays3dv専用の格子生成ツールを用いる。 03_03_koshi_1
で[Nays3dv用格子生成ツール]を選択し。[OK]をクリックする。
下図の 03_03_koshi_2
で赤囲いの部分を設定する。
下図 03_03_koshi_3
で赤囲いの部分を設定し、格子生成をクリックすると、 03_03_koshi_4
が現れ、「マッピングしますか?」と聞かれるので、 [はい(Y)]を選択すると、格子生成が完了する。
メニューバーから[計算条件]→[設定]を選ぶと「計算条件」入力用のウィンドウが表示される 03_03_joken_1
「計算条件」ウィンドウ 03_03_joken_1
の「モデルパラメータ」は図の赤で囲った部分を設定する。 本計算は密度流なので、「密度流の計算」を[有り]に設定する。 流れの渦動粘性係数は[一定]とする。
「計算条件」の「濃度の初期条件と境界条件」は、立方体の下部中央に密度の軽い液体を配置するので、 03_03_joken_2
の赤囲いのように設定する。
「計算条件」の「時間およに繰り返し計算パラメーター」は、 03_03_joken_3
の赤囲いのように設定する。自由水面の計算は[しない]に設定する。
設定が終了したら、[保存して閉じる]を押す。
[計算]→[実行]を指定すると、03_03_jikko_1
のような画面が現れ計算が始まる。
計算が終了すると, 03_03_jikko_2
のような表示がされる。
計算の終了後、[計算結果]→[新しい可視化ウィンドウ(3D)を開く]を選ぶことによって、可視化ウィンドウ(3D)が現れる。
「Ctrl」ボタンとマウス右ボタンを押しながらマウスを上下左右に動かすことによって、 3次元的な見え方が、また、マウスぼセンターダイヤを回すことにより、 03_03_kekka_2
のような 拡大・縮小が可能となっている。
オブジェクトブラウザーで、[ベクトル]を右クリックして、[プロパティ]をクリックすると、 「ベクトル設定」ウィンドウ 03_03_kekka_3
が現れる。
03_03_kekka_3
のようにベクトルに関する各パラメータを設定し、[OK]ボタンを押す。
オブジェクトブラウザーで、[等値面]を右クリックして、[追加]をクリックすると、 「等値面設定」ウィンドウ 03_03_kekka_4
が現れる。 これを図のように設定する。
「可視化ウィンドウ(3D)」 03_03_kekka_5
でタイムバーをゼロに戻して、[アニメーション]→[開始/停止]で 計算結果をアニメーションで見ることが出来る。
アニメーションはiRICメインウィンドウ左上にあるプレイボタン等で操作も可能である。03_03_kekka_6